文学を読む、聞くだけでなく「描く」。佐賀の旅館で楽しめる「色写経」とは?

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旅館での新しいアクティビティとして、さまざまな「Well-beingプログラム」を展開している佐賀県嬉野市にある「和多屋別荘」。人にとってよりよいもの、人間らしさを生み出すものとして、「整える」「食べる」「知る、学ぶ」をテーマに、各ジャンルのプロフェッショナルとともに「河畔サウナ」や「Yohaku Lab 創香室」など意欲的な取り組みを進めています。

その「和田屋別荘」に「知る、学ぶ」アクティビティとして10月より「色写経室」が加わりました。これまで文学作品の楽しみ方といえば、“読む“ことや“聴く“ことが一般的でしたが、色を通して“描く“ことによる文学の新しい楽しみ方を提案するとしています。

文学作品を読むと、さまざまな感情が想起されます。

通常、それらの感情は読書を進めるなかで自然と流れていくものですが、色を通して書き留めることで、自分との対話や新しい文学を味わうことができます。色写経室では様々な色のイメージが湧くような文学作品を「株式会社ひらく」のブックディレクター・上田朱音さんが選定。

写経に使用するインクは既存の色だけでなく、読んだ時に思い浮かんだ情景やご自身の体験、感情を表す色を混ぜあわせることで、参加者それぞれが自分の文学インクをつくることができます。ここで作成した文学インクは持ち帰ることもできるそうなので、旅の思い出の品になりますね。

作りたての文学インクを際立たせるガラスペンとパレットは、400年以上の歴史を持つ嬉野・肥前吉田焼。代名詞ともいえるレトロな水玉柄が、色写経室に花を添えてくれます。

書き写す文章を1色で書くのはもちろんですが、たとえば内容によってグラデーションをつけてみたり、キーワードだけ色を変えてみたりと、色をつけることならではのさまざまなバリエーションを自由に思い描き、楽しんでもらいたいとのことです。

自分の感情と向き合いながら心身を落ち着かせ、文学作品をより深く堪能できる、和多屋別荘ならではのウェルビーイングなひと時を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。


《色写経室 概要》
【開催場所】「和田屋別荘」 〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738
【利用時間】15:00~ 所要時間約1時間
【料  金】お一人様 4,400円(税込)※2名様~(1名利用時は2名料金にて対応)      
【場  所】和多屋別荘 BOOKS&TEA三服
【内  容】色や写経にまつわるお話、オリジナルインク作り、ガラスペンを使った文学作品の写し書き
【申し込み】事前予約制。※空きがあれば当日予約もOK
【ご予約先】お電話  0954-42-0210(9:00~19:00)

約1万冊の書籍が揃う書店「BOOKS&TEA三服」今回の催しが開かれる「和田屋別荘」内にある約1万冊の書籍が揃う書店「BOOKS&TEA三服」。

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