人手不足を解決するロボット。都市圏だけでなく意外な(?)ところでも発見!

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八丈島の課題と実態。人口減少による産業への不安

豊かな自然と文化、歴史に彩られた八丈島は観光地として人気がある島です。美しい自然環境やダイビングスポットなどがあり、繁忙期は夏や連休などのシーズンに集中。観光客数は夏季が最も多く、年間の観光客数は約12万人を超えます。

一方で、八丈島の八丈町という町で暮らす約8,500人 (2021年時点)のうち、観光業の従事者数は減少傾向にあります。町全体の生産年齢人口(15-64才)においても4,629人、構成比56.2%(2010年時点)となっていて「八丈町人口ビジョン 八丈町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の町民アンケート調査でも、人口減少問題について、町民の約84%が不安を抱えており、雇用や観光振興などの施策推進が望まれていることが分かりました。

そこで島の観光、産業、経済の活性化のための新たな施策として、八丈島で初めて、ロボティクスソリューションの一環である配膳ロボットの設置・導入が始まっています。配膳ロボットの導入により、人手不足による影響を緩和し、島の観光業、ホテルや飲食店の店舗運営に貢献すると、下げ膳特化型の配膳ロボット「Hola Bot(ホラボット)」を定例企業と開発・導入したDFA Robotics社は言います。

八丈島で初めて配膳ロボットを導入した「リードパークリゾート八丈島」。

配膳ロボットの導入で起きた好影響

ロボットの導入は実際に現場にどういった影響を与えたのでしょうか。現地のホテルの経営陣からはこのような言葉が聞かれます。

「リードパークリゾート八丈島は、「八丈ブルー」と呼ばれる太平洋や緑豊かな自然を見渡すことができる島有数のリゾートホテルです。28万㎡という広大な敷地内にはジャージー牛牧場があり、そこで生産した新鮮な乳製品を使用し、食事を提供しています。レストラン『タルタルーガ』はオーシャンビューで食事が楽しめ、八丈島産の食材をふんだんに使用した料理はとても好評いただいております。

今年はコロナの規制も緩和され、コロナ前の8〜9割ほどまでお客様が戻られていますが、昨年まで島外からのリゾートバイトと呼ばれる働き手が、去年の秋頃から採用できず、人手不足が続いていた中、本島で配膳ロボットを見かけ、試してみようと思い、DFA Roboticsへ問い合わせたのがきっかけで、導入が決まりました。

DFA Roboticsは、私たちが初めて配膳ロボットを触る瞬間から最大限活用できるよう、導入エリアのMAPインストールから機体の操作方法の説明はもちろん、スタッフオペレーションとの連携方法についても説明してくれました。アフターサポートとして、停止位置の微調整や走行ルートの変更にも都度対応してくださっています。

結果、「Hola Bot(ホラボット)」導入前と比較して従業員の一人あたりの歩数が大幅に減少し、創出された時間でお客様との会話を楽しむ余裕が生まれました」

ロボットの導入により作業の効率化が進み、お客様への対応に集中できるようになったと言います。

人口減少、高齢化といった社会課題は、国内外をはじめとする離島でも一層深刻化しています。一昔前は物珍しさ、話題づくりで導入されることもあったロボットですが、人手不足の問題が大きくなり、また技術の進歩により高性能なロボットが誕生したことで、その実用性とニーズは高まっていると言えるでしょう。人とロボットがそれぞれの長所を活かすことで、都市圏でも、地方や離島であっても分け隔てなく、より働きやすい環境が生まれることに期待したいですね。

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