すべての人にとって快適なまちづくりのために。港区の環境課が妖精「ジャムム」と進めるみなとタバコルールと環境美化の取り組みPR

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2023年2月、PLANET Mをつくっているソトコト・プラネットは渋谷区から港区の芝浦に移転しました。

全国の自治体と手を取り合って仕事をしているソトコト・プラネットの編集部員としては、新天地である港区がいったいどういうところなのかは気になるところです。そこで、港区のサイトをいろいろ調べていたら、一つのニュースが飛び込んできました。


【全国初!自治体コラボジャムム誕生】「港区環境ジャムム」が「みなとタバコルール」等をかわいくお知らせ!東京メトロ駅構内に周知広告を掲出!

「ジャムム」というキャラクターと港区がコラボして、「港区環境ジャムム」として区内の環境美化やみなとタバコルールの認知向上などをめざした取り組みを進めていくようです。興味深い取り組みですが、同時に「でも、どうしてジャムムを採用したのか」という疑問がわいてきました。そこで今回は、港区の環境課を取材し、今回のコラボに至った経緯や、港区の環境への取り組みについてお話をうかがいました。

目次

第一印象は「かわいい!けど、なぜジャムの妖精?」。港区環境課も注目するジャムムの魅力とは

ジャムムは、ジャムから生まれた謎の妖精。かわいい見た目に反して“現代人が抱えるストレスを退治しようと、どこからともなくドローンに乗ってやってきた”という、ちょっとシュールなプロフィールがポイントのキャラクターです。

左がオリジナルのジャムム、右が「港区環境ジャムム」。

しかし、なぜ今回このジャムムを環境美化やみなとタバコルールの認知向上のために採用することにしたのでしょうか。その理由を聞いてみました。

「みなと環境にやさしい事業者会議(※mecc)会員企業である株式会社メトロアドエージェンシーさんとお話して、ジャムムを知る機会があり、『なぜジャムの妖精……?』と興味を持ったんです」と港区環境課の担当者は言います。

※みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)…企業や各種団体の本部機能が集中している港区の特性を生かし、事業者、区民及び区が連携して環境保全活動に取り組み、全国に発信する新しい協働の場として、平成18年5月に設立した任意団体。mecc公式サイトはこちらから。

「それから、東京メトロを利用すると駅や電車の中にジャムムがたくさんいることに気が付きました。私と同じように、電車を利用されている方は自然とジャムムを見ているはずで、その親しみやすさと認知度の高さを活かせないかと考えました」

確かに「見たことある!」と思ってくれる方は多そうですね。ほかにもジャムムの“推し”ポイントはあるのかと尋ねると……

「かわいいけど、それだけではなくて、ちょっとシュールな一面もあるのが魅力」

「既存のマスコットキャラクターでは難しかった内容も自然に伝えられそう」

といった声をいただきました。広報をするうえで、マスコットの持つイメージと伝える内容のギャップは常に悩ましい問題です。その点、かわいいだけでなく、意外な一面もあるジャムムは、環境美化やみなとタバコのルールといった少し硬いテーマの問題にも違和感なく取り入れられるわけですね。

ポスター、YouTube、SNS……ジャムムを活用し、環境美化やみなとタバコルールの認知を向上させていく

港区では、これまでも区内の環境美化やみなとタバコルールの認知向上に取り組んできました。たとえば、芝・麻布・赤坂・高輪・芝浦港南の5つの地区ごとに、清掃キャンペーンやパトロール活動をしています。また、ごみ拾いをしたいという方には清掃道具の貸し出し等も行なってきました。

芝地区での活動風景。
赤坂地区での活動風景。

はじめに「港区を清潔できれいにする条例」が制定されたのは平成8年。今から25年以上の前のことです。その後も、屋内の禁煙化による屋外での喫煙や吸い殻のポイ捨ての増加を受けて、港区ではタバコ対策を強化してきたと環境課の方は語ってくれました。

そうして平成26年に条例で定められたのが「みなとタバコルール」と呼ばれるもの。「港区環境美化の推進及び喫煙による迷惑の防止に関する条例」で、港区内で暮らす人や働く人、訪れる人などすべての人が守るべきルールとして定めています。区内における屋外の公共の場所で喫煙や吸い殻のポイ捨てを禁止することで、喫煙による迷惑の防止と環境美化を推進しています。タバコを吸われる方一人ひとりに、大人としてのあたりまえのマナーを守っていただくことで、港区で暮らす人・働く人・学ぶ人、港区を訪れる人、すべての人にとって快適なまちを実現するとしています。このため、みなとタバコルール巡回指導員による指導、粘り強い周知・啓発、分煙効果を高める喫煙場所の整備といった取り組みで、タバコを吸う人・吸わない人の双方が気分よく過ごせるまちづくりを進めてきたのだそうです。

このように、環境美化や喫煙ルールの徹底について、さまざまな取り組みをしてきた港区ですが、これから港区環境ジャムムを使ってどのような取り組みをするのでしょうか。今回教えていただいたものを順番に紹介していきましょう。まずは、これまでもあったポスター。

これまでもみなとタバコルールについてはポスターやプレートなどで啓発活動をしてきましたが、より親しみやすいキャラクターであるジャムムを登場させることで、これまで以上の啓発効果に期待したいと環境課の方は言います。

続いてはYouTubeの動画。

「みなとタバコルール【3か条編】」、「みなとタバコルール【吸うなら編】」という2つの動画が公開されています。

さらに、環境美化推進のため、ごみ拾いSNS「ピリカ」と連動した取り組みも。ピリカは“ごみ拾いを楽しく、続けやすく”をコンセプトにつくられたSNS。100以上の国からユーザーが集まり、これまでに2億個以上のごみ拾いが報告されていて、港区内では12,000 人以上の参加人数と、100万個以上のごみ拾いが投稿されています。

港区では、2023年4月末まで、ピリカにごみ拾いの模様を投稿することで、ジャムムのグッズ等がもらえるキャンペーンを展開中。今後も、環境美化推進に港区環境ジャムムを活用していくとのことです。

※ごみ拾いSNS「ピリカ」は、株式会社ピリカ及び一般社団法人ピリカのサービスです。
https://corp.pirika.org/sns-pirika/


より多くの方の目に触れるかたちで。ジャムムとともに環境美化への取り組みをさらに推し進める

ジャムムというキャラクターを使って始まった、港区の新しい環境美化への取り組み。最後に、今後ジャムムを使ってやってみたいことや展望、夢を環境課の皆さんにお聞きしました。

「次のステップでは、着ぐるみをつくりたいですね。既存のキャラクターたちとのコラボレーションも認知度が高まり、おもしろそうです」

「港区では、みなとタバコルールの周知のため“巡回指導”という、路上喫煙者への指導・啓発や吸い殻のごみ拾いなどをする活動をしているのですが、そこにも港区環境ジャムムを連れていくことで、より興味を持ってもらえるようになるかなと期待しています」

「ゆくゆくは、環境美化やみなとタバコルールといったものにとどまらない区の環境分野全体で活躍をさせてあげられればと思います」

ジャムムを使ったさまざまなアイデアを聞かせていただきました。港区では吸い殻等の散乱を特に防止する必要があると認める地域や、区民、事業者が積極的に清掃活動等に取り組んでいる地域を「環境美化推進重点地区」に指定し、標示板の設置等、吸い殻等の散乱を防止する施策も実施しています。今後はこういった場にジャムムが姿を見せることもありそうです。

たくさんの人が集まる港区だから、タバコを吸わない人・吸う人、港区で暮らす人・働く人・学ぶ人、港区を訪れる人と同じ目線で、一緒により良い環境をつくっていきたい。そういう気持ちが伝わってきました。これから通勤・通学の際に、まちのどこかで港区環境ジャムムを見かけたら、港区の環境美化やみなとタバコルールについて、考えてもらえればうれしいです。

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